閲覧ありがとうございます。たけまるです。
サバイバルホラーの金字塔といえば『バイオハザードシリーズ』
そんなナンバリングタイトル7作品目の『バイオハザード6』が気になっている方の、
- 過去作やってないとヤバい?
- シリーズ多いけど実際どうなの?
- ホラーが苦手でもできる?
こんな疑問に答えてきたいと思います。
この記事では『バイオハザード6』の評価基準を以下の5つの項目に分けて、5点満点でそれぞれ点数を付けています。
- ストーリー
- アクション性
- ゲーム性
- ボリューム
- ホラー度
なぜその点数を付けたのかを解説するとともに、良かった点、気になった点も紹介しています。最後には「こんな人にはオススメ!」というポイントを3つ紹介しているので、少しは参考になるかと思います。
- 5つの評価ポイントと総合評価
- 良かった点・気になった点
- こんな人にオススメ
結論、この記事を見れば、
『自分には楽しめそうか』
ということを確かめることができるので、
買って面白くなかったら嫌だな…。
こんな不安を減らせると思っています。
ぜひ最後までお付き合いください。
バイオハザード6の総合評価
まずは、結論から。
個人的な総合評価は以下の通りです。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | 4 |
ストーリー | 5 |
アクション性 | 5 |
ゲーム性 | 3 |
ホラー度 | 3 |
ボリューム | 4.5 |
まず、クリアして思ったことは、
「好みが分かれそう…」
これが私の本音です。
本作は、歴代のメインキャラである『クリス』と『レオン』が初共演。過去作のキャラも複数出てくるので、古参プレイヤーからするとテンション上がります。
個性的な新キャラもいて、世界規模で展開される壮大なストーリーもGOOD!
本作からでもいいですが、過去作をやったほうが本作の豪華さがわかると思うので、バイオ2くらいはやることをオススメします。
例えるなら、原作のアニメを知らないのに、そのアニメの映画を観るような感じ。
歴代のキャラが複数出るということもあって、レオン編を始め、4つのストーリーがある点に関しては、過去作に比べるとボリュームが多い印象。
アクション性もさらにパワーアップしており、敵を倒す爽快感は歴代で1番だと思っています。
アクション性の高さやゲーム性がゆえに、ホラー感が薄れているのは間違いないので、ホラーが苦手な方でも大丈夫だと思っています。
過去作をプレイしている方からすると、
こんなのバイオハザードじゃない!
となる気持ちも分かりますが、歴代のキャラが出てくる豪華さとストーリー展開は個人的には好みだったので、酷評するほどでもないと思っています。
バイオファンとしてはプレイしてよかった心から言えます。
それではなぜこの結論に至ったのかを解説していきます。
ちなみに、バイオハザード4~6がセットになったトリプルパックというのもあるので、こちらは、まとめてやりたい方にオススメの商品となっています。
バイオハザード6のストーリー
ラクーンシティの事件から十数年後。
尚も続くバイオテロに歯止めをかけるべく、合衆国大統領は“ラクーン事件の真相”の公表を決意する。講演当日に会場で起きた大規模なバイオテロをきっかけに、“闇”はその深さを現わしていく。
ゾンビが闊歩するアメリカ【トールオークス】にて、大統領暗殺の容疑をかけられたレオン。要人救出のため。バイオハザードが発生している中国【蘭祥】にて作戦を遂行するクリス。欧州の紛争地域である【イドニア共和国】にて、正体不明のB.O.Wに追われるジェイク。そして、3人の前に現れる、謎の女エイダ。
世界規模で発生するバイオテロとの戦いの中、それぞれの場所、立場、運命は絡み合っていく。
カプコン公式より引用
1つの壮大なストーリーの中で繰り広げられる戦いや思惑を4つの視点から見ることになり、やがて点と点は線となって繋がっていきます。
つまり、「一方その頃こっちでは…」みたいな感じで楽しめます。
そこで、バイオハザード6のゲーム性の評価を『4.5』にした理由を詳しく解説します。
『夢の共演』歴代キャラ4人登場
本作は、歴代キャラが4人登場しているバイオファンにはたまらない作品となっており、シリーズ初のメイン主人公のクリスとレオンが共演した作品でもあります。
登場する歴代キャラをまとめると以下の通り。
歴代キャラ | 登場作品 |
---|---|
クリス・レッドフィールド | 『バイオ1・5』 『バイオ ベロニカ』 『バイオ リベレーションズ』 |
レオン・S・ケネディ | 『バイオ2・4』 |
エイダ・ウォン | 『バイオ2・4』 |
シェリー・バーキン | 『バイオ2』 |
特にバイオ2からの登場キャラが多く、まだ子供だったシェリーが大人になって登場したのはかなり驚きましたし、エイダの色気も増しているように感じました。
そんな変化や作中での掛け合いなどを楽しむためにも、せめてバイオ2くらいを先にやることをオススメします。
ちなみにバイオ2のレビュー記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
こんな感じで、豪華なメンバーで繰り広げられるバイオハザードは他にないので、ストーリーだけでいったらかなり好きな部類に入りますね。
4つの視点から見るストーリー
本作は、1つの壮大なストーリーを4つの視点から展開していきます。
「一方その頃レオンたちは…」みたいな感じでそれぞれのシナリオを楽しむことができるので、1つの話で2度、3度と楽しめるのが良かったですね。
バイオハザード2の表と裏みたいな感じ。
シナリオ全部で以下の4つがあり、ストーリーの雰囲気も違います。
シナリオ | パートナー |
---|---|
レオン編 | ヘレナ・ハーパー |
クリス編 | ピアーズ・ニヴァンス |
ジェイク編 | シェリー・バーキン |
エイダ編 | 無し |
例えばクリス編では、BSAAという特殊部隊の隊長として部下を率いながらバイオテロに立ち向かい、レオン編では、大統領の暗殺容疑を晴らすために真相を探るために奮闘したりと、倒す敵も違ってきます。
パートナーと進めていく中で見られるドラマティックな展開は、どのシナリオも心にグッとくるものを感じるでしょう。
個人的に、それぞれのパートナーとの掛け合いがめちゃくちゃ好きでしたね。
新しい主人公ジェイクの存在も要注目です!
バイオハザード6のゲーム性
基本的に『バイオ5』のようにパートナーと一緒に進んでいく形で、そこにオンライン要素(クロスオーバー機能)を絡めた作品となっているのが特徴的。
直感的な操作、新要素も加わることでさらにアクション性に磨きがかかっていますが、ぶっちゃけ気になった点の方が多かったですね。
そこで、バイオハザード6のゲーム性の評価を『3』にした理由を詳しく解説します。
即死系のイベントが多い
これまでのバイオシリーズにも即死系のイベントはいくつもありましたが、本作はその数が異常だと思います。
まず、不評だと言われている『QTE』の頻度。
QTEとは『Quick Time Event』の略で、
こういうのに失敗すると即死することが多いです。
緊張感や没入感が高まるとは思いますが、頑張って戦闘をやり切ったあとに反射神経的な要素(QTE)で即死するとシンプルに萎えます。
アップデートでQTEの修正が入るくらいには不評。
その他にも、
- 逃げ遅れたら即死
- レーシング要素による即死
- 敵からの即死攻撃
- 即死ギミック
こんな感じで、即死要素は盛りだくさん。
映画のように引き込まれるストーリですが、死ぬたびに話が中断されると気持ちが冷めてしまうので、少しやり過ぎていると思ったのが本音ですね。
バイオならではの要素が少ない
数少ない謎解き要素
過去作をやっていない方からしたら関係ないかもしれないですが、本作はバイオならではの要素が少ないので、ファンからすると少し残念でした。
というのも、
- 探索や謎解き
- ストーリー中にファイルが見れない
- 武器のカスタマイズがない
こういった要素がないので、オンライン要素を強く取り入れているということもあり、アクションを最大限楽しむ印象を受けたからです。
探索や謎解きは全くないわけではないですが、基本的に一本道なので頭を使って進めていくよりも、淡々と敵を倒していく感じになるので好みが分かれるでしょう。
ファイル自体も隠し要素になっており、様々なところに隠れているサーペントエンブレムを探さないといけません。
良くも悪くも初心者の方に優しく、取っ付きやすい作品になっているがゆえに、今までのバイオハザードとかけ離れていたのがファンからすると少し残念でした。
もう少し『バイオっぽさ』が欲しかったのが本音です。
バイオハザード6のホラー度
全体的に言えばあまり怖くないというのが本音。
まとわりつくような恐怖感や雰囲気はあまり感じられず、基本的にアクション要素が強すぎるので、ホラーを楽しむよりも戦闘を楽しむバイオハザードって感じです。
そこで、バイオハザード6のホラー度の評価を『3』にした理由を詳しく解説します。
無敵のパートナー
本作は常にパートナーと進んでいくことになっていますが、ソロでやる場合パートナーは敵の攻撃で基本死ぬことがありません。さらに弾も無限でバイオ5のように弾を配分したり、パートナーの体力を気に掛ける必要もなし。
1人孤独の中を進めていく方が恐怖感は出ると思いますが、本作はパートナーがいる上に無敵です。そりゃ怖いところもどこか安心してしまいますね。
お化け屋敷をターミネーターと一緒に入っていくようなもんです。
バイオ5のときにおバカな行動を取っていたAIは無敵になることで、プレイヤーのストレスを軽減させましたが、ホラー感も減らす要因になっていると思いました。
ホラーの雰囲気をぶち壊すアクション性
本作は4つのストーリーがある中でまだ雰囲気があると感じたのは、『レオン編』と『エイダ編』の2つ。
レオン編はしばらく登場していなかったゾンビが出てきてたり、エイダ編ではパートナーがいないので孤独感を味わうことができて、まだ雰囲気はあるほうでした。
ただ、それでもアクション性が高すぎるゆえに雰囲気と合っておらず、敵を倒す爽快感が勝っているように感じたのでせっかくのホラーっぽい雰囲気も半減。
そして、問題なのが『クリス編』と『ジェイク編』
- 敵にあらがえないときの恐怖感
- 思わず足を止めたくなる雰囲気
- いつ襲われるかわからない緊張感
こういった人が恐怖を感じるポイントが『クリス編』と『ジェイク編』にはほとんど感じられず、銃撃戦を楽しむ別ゲーのような感じだったのが残念でした。
人によって『バイオらしさ』というのは違ってきますが、バイオハザード6は私の求める怖さではなかったですね。
バイオハザード6のアクション性
バイオ4,5から続くアクション性をさらにパワーアップし、現代的で直感的な操作感になることで歴代で最もアクション性が高いと言ってもいい作品。
体術で追い打ちすることはもちろん、新要素も敵を倒す快感を増してくれるものとなっています。
そこで、バイオハザード6のアクション性の評価を『5』にした理由を詳しく解説します。
フィジカルコンバットゲージの採用
本作では、ひるんでない敵に対しても体術が使えるようになり、『クイックショット』という自動で敵を狙ってひるませる特殊アクションも新たに追加。
この2つの要素がアクション性の幅を広げ、アクションが苦手な方でも遊びやすくなっていると感じました。
ただ、無制限に体術やクイックショットが使えるわけではなく、そこで登場したのが『フィジカルコンバットゲージ』です。
体術やクイックショットを使うことでゲージは減っていき、ゲージを上手に管理しながら攻略していくことが本作の醍醐味と言えます。
体術を乱用してゲージ切れになったときの焦りも戦闘に緊張感を生み、体術が決まったときの爽快感は、アクション性が強いバイオならでは楽しさがありますね。
スキルセットで自由にカスタイマイズ
ゲーム性寄りの話にはなりますが、本作は武器強化の概念が無くなり、最大3つのスキルが付いた『スキルセット』をプレイヤーに付けて強化していくことになります。
例えば、
①のスキルセットには、
- 銃の攻撃力アップ
- 防御力アップ
- ブレ軽減
②のスキルセットには、
- フィジカルコンバットゲージ増加
- ハンドガンの弾無限
- リロード速度アップ
といったように、スキルセットを最大8つまで用意できて、プレイ中に好きなスキルセットに切り替えることが可能です。
自分好みにプレイヤーをカスタイマイズしていく自由さは、アクションの幅を広げてくれる一方で、武器の改造が一切できなくなった点は少し残念でしたね。
バイオハザード6のボリューム
本作のクリア時間は、4人分をクリアして約17時間。(難易度は1番低い)
内訳はこんな感じ。
ストーリー | クリア時間 |
---|---|
レオン編 | 5時間 |
クリス編 | 4時間 |
ジェイク編 | 4時間 |
エイダ編 | 4時間 |
比較的ストーリーを全て楽しもうと思ったら結構時間がかかる作品で、やり込み要素や追加コンテンツも十分にあるので、バイオシリーズの中では長く遊べる作品でしょう。
そこで、バイオハザード6のボリュームの評価を『4.5』にした理由を詳しく解説します。
追加コンテンツは多いけど無いようなもの
本作はストーリーを全てクリアするだけでもそれなりに時間がかかりますが、それに加えて追加コンテンツも多数用意されています。
追加コンテンツ | ゲーム内容 |
---|---|
エージェントハント | 他のプレイヤーにクリーチャーとしてゲームに参加 |
マーセナリーズ | 限られた時間でクリーチャーを倒し続けて高スコアを目指す |
サバイバーズ | プレイヤー同士の対戦 |
オンスロート | 対戦型のマーセナリーズ |
プレデター | 捕縛者ウスタナクとエージェント6人に分かれて対戦 |
シージ | エージェントとクリーチャーに分かれて対戦 |
全部で6つもありますが、マーセナリーズ以外はソロでプレイすることができません。
エージェントハントはまだマッチできる可能性はありますが、その他の追加コンテンツはプレイしている人がいないため遊べないと思っていいでしょう。
2023年1月現在ではエージェントハント以外マッチできませんでした。
人気コンテンツのマーセナリーズはあるとはいえ、他の追加コンテンツはあってないようなもので、プレイ人口が多かったときであればボリュームの点数は『5』になっていましたね。
チャプター式ならではのやり込み
バイオ5と同様にチャプター方式なので、1度クリアしたら好きなところを楽しむことができるのが特徴。
よって、取り忘れた隠しアイテムを手軽に探しに行くこともできて、チャプターごとのクリア評価を『S』にするために頑張ることもできるでしょう。
弾無限や各種スキルの強化に必要なスキルポイントを効率よく稼ぐために、特定のステージを周回できるのもチャプター方式ならではと言えますね。
良かった点・気になった点
色々と説明してきたところで、良かった点&気になった点を整理しておきます。
- 過去作から4人も登場
- 4つの視点から見るドラマティックな展開
- フィジカルコンバットゲージの採用
- スキルセットで自由にカスタイマイズ
- チャプター式ならではのやり込み
- バイオならではの要素が少ない
- 即死要素が多すぎる
- パートナーが無敵でホラー感薄れる
- 雰囲気をぶち壊すアクション性
- 追加コンテンツはオンラインがメイン
ゲーム性やホラーについては突っ込みたくなる部分が多く、「これはバイオなのか?」と思うかもしれません。
ただ、ストーリーの出来や戦闘を極限に楽しむような工夫がすごいので、これはこれでありだと思いましたし、なんだかんだ楽しめたので「買って損したな…」とかは思わなかったです。
以上が良かった点&気になった点のまとめになるので、ぜひ参考にしてみてください。
バイオハザード6をオススメしたい人
色々解説してきましたが、個人的に思う『バイオハザード6』をオススメしたい人は、
- バイオハザード1、2をプレイ済み
- 一緒にやれる人がいる
- アクションゲームが好き
こんな感じになります。
ゲームシステム的にあまり高評価ではないですが、それでもナンバリングタイトルを今までやっている方にとっては熱い展開があったりするので、やっておいて損はないです。
映画のようなストーリーだけでも味わってほしい…。
特に、バイオハザード5のように協力プレイができて、友人や家族と一緒に進めていくことができる点は、達成感などを味わうことができていいと思います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
まとめになります。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | 4 |
ストーリー | 5 |
アクション性 | 5 |
ゲーム性 | 3 |
ホラー度 | 3 |
ボリューム | 4.5 |
- 過去作から4人も登場
- 4つの視点から見るドラマティックな展開
- フィジカルコンバットゲージの採用
- スキルセットで自由にカスタイマイズ
- チャプター式ならではのやり込み
- バイオならではの要素が少ない
- 即死要素が多すぎる
- パートナーが無敵でホラー感薄れる
- 雰囲気をぶち壊すアクション性
- 追加コンテンツはオンラインがメイン
- バイオハザード1、2をプレイ済み
- 一緒にやれる人がいる
- アクションゲームが好き
他のバイオシリーズの評価をまとめた記事もあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
これで『バイオハザード6』がどんなゲームで、どんな魅力があるのかが分かってもらえたと思います。
賛否両論ありますが、ドラマティックなストーリー展開には目を引くものがあるので、やっておいて損はないです。
今後の作品に関わってくる重要な人物も出てきますからね。
ちなみに、バイオハザード4~6がセットになったトリプルパックというのもあるので、こちらは、まとめてやりたい方にオススメの商品となっています。
さぁ、あなたも歴代のキャラたちをプレイしながら、シリーズ屈指の壮大なストーリーを体験をしてみましょう。
きっと素敵な時間を過ごせると思います。
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では、また!