閲覧ありがとうございます。たけまるです。
サバイバルホラーの金字塔といえば『バイオハザードシリーズ』
そんなナンバリングタイトル4作品目である『バイオハザード0』が気になっている方の、
- 過去作やってないとヤバい?
- シリーズ多いけど実際どうなの?
- ホラーが苦手でもできる?
こんな疑問に答えてきたいと思います。
この記事では『バイオハザード0』の評価基準を、以下の5つの項目に分けて、5点満点でそれぞれ点数を付けています。
- ストーリー
- アクション性
- ゲーム性
- ボリューム
- ホラー度
なぜその点数を付けたのかを解説するとともに、良かった点・悪かった点も紹介しているので、少しは参考になるかと思います。
結論、この記事を見れば、
『自分には楽しめそうか』
ということを確かめることができるので、
買って面白くなかったら嫌だな…。
こんな不安を減らせると思っています。
- 5つの評価ポイントと総合評価
- 良かった点・悪かった点
- こんな人にオススメ
ぜひ最後までお付き合いください。
バイオハザード0の総合評価
まずは、結論から。
個人的な総合評価は以下の通りです。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | 3.5 |
ストーリー | 4.5 |
アクション性 | 2.5 |
ゲーム性 | 3 |
ボリューム | 3.5 |
ホラー度 | 4 |
まず、クリアして思ったことは、
「話はいいけどゲーム性がちょっと…」
これが私の本音。
本作のストーリーは、『バイオハザード1』の洋館事件の真相がわかる内容なので、バイオシリーズのストーリーをしっかり理解したい方はやるべき作品と言えます。
システム的に初期のバイオハザードに似ていることから、アクション性が薄く、ホラー度が高いのが特徴ですが、ホラーが苦手な方ができないレベルではないでしょう。
怖さもそれなりにはありますが、それよりも癖のあるゲーム性にイライラすることが多々あったので、かなり好みが分かれそう…。
個人的に、バイオシリーズの中では難易度の高い部類に入ります。
ボリュームに関しては、やり込み要素や追加コンテンツなどは多くないように感じたので、少し物足りなかったですね。
ただ、新鮮な気持ちで本編を周回できるように、複数のコスチュームを用意しているので、人によってはたくさん遊べるでしょう。
『バイオハザード オリジンズコレクション』とは、バイオハザード HDリマスターとバイオハザード0がセットになった作品。
以上が総合評価になります。
それでは、なぜこの結論に至ったのかを解説していきます。
バイオハザード0のストーリー
1998年、アメリカ合衆国中西部ラクーンシティ郊外で頻発する猟奇殺人事件。
カプコン公式より引用
調査のため、ラクーン市警所属の特殊部隊S.T.A.R.S. “ブラヴォーチーム”が派遣された。
ヘリで現地へと向かったチームだがエンジントラブルに見舞われ、ヘリは不時着、大破してしまう。そこで隊員たちは横転した軍用車両 と、死亡した軍人、そして残された死刑囚ビリー・コーエンの移送指示書を発見する。
周辺の捜索を開始するブラヴォーチーム。新人隊員のレベッカは停車した列車を発見、人の気配が感じられない車内へと歩を進めてゆく…。
簡単にいうと、特殊部隊S.T.A.R.S.の新人隊員レベッカと、謎の死刑囚ビリー・コーエンが協力しながら過酷な状況から生還する話。
そのために、ゾンビや怪物と対峙しながら謎解きをしていく感じです。
そこで、バイオハザード0のストーリーの評価を『4.5』にした理由を、2つに分けて説明していきます。
原点を知る重要な話だから興味深い
まず、本作は『バイオハザード1』の1日前の話になるので、『バイハザード1』もやって1つの物語が終わると言っていいでしょう。
本作をやれば、
- なぜレベッカがいた“ブラヴォーチーム”は消息を絶ったのか、
- なぜ洋館事件が起きてしまったのか
- アンブレラ社とは一体なんなのか
こういった謎が解決されるので、
「なるほど!そういうことだったのか!」
と納得する部分があったりと、バイオハザードのストーリーをより楽しめるのが良かったですね。
ウェスカーとバーキンの掛け合いが良き
本作は、アルバート・ウェスカーと、ウィリアム・バーキンとの掛け合いが見れる作品で、彼らはバイオシリーズを語る上で外せない重要なキャラとなっています。
なぜなら、ウェスカーは数多くのシリーズに登場する悪のカリスマ的存在で人気キャラの1人。バーキンはラクーンシティー事件を引き起こした張本人かつ『バイオハザード2』のボスキャラだからです。
ちなみに、彼らの子供が『バイオハザード6』にがっつり登場します。
そんな2人のアンブレラ社幹部候補生時代の過去が明かされていたりと、過去作をプレイしているファンからするとなかなかテンションが上がる内容でした。
バイオハザード0のゲーム性
本作は、初期のバイオハザード特有の固定カメラ式を採用した最後の作品で、2人で協力しながら進めていくシステムを採用した最初の作品でもあります。
『バイオハザード1』とゲーム性はほとんど一緒ですが、リアリティーを高めたり、2人を操作するという新たな試みをしているのが本作の最大の特徴と言えます。
そこで、バイオハザード0のゲーム性の評価を『3』にした理由を、2つに分けて説明していきます。
アイテムBOXの廃止
従来であれば、必要なものを各所にあるアイテムBOXから取り出して攻略していくことになりますが、本作は持てないアイテムはその場に『置く』というシステムに変更。
これにより、持てずに置いていたアイテムを取りに戻る作業がめちゃくちゃ面倒で、床に置いたアイテムも固定カメラゆえに、見づらくて拾いにくいのもストレスでしたね。
確かにリアリティーがある要素ですが、個人的には煩わしすぎてゲームを投げ出したくなるレベルだったので、かなり人を選ぶでしょう。
癖のある新システム『パートナーザッピング』
パートナーザッピングは、それぞれ特徴があるレベッカとビリーを任意で入れ替えながら進めていくシステムのことで、本作の最大の特徴。
操作キャラ | 特徴 |
---|---|
レベッカ | 体力が低い アイテムを調合できる |
ビリー | 体力が多い 重い物を動かせる |
例えば、敵が多いところでは体力の多いビリーで行く戦略性が必要だったり、相棒をスイッチの上に立たせて、もう片方が扉を開ける仕掛けがあったりと、謎解き要素にも深みが出ます。
しかし、これが非常に厄介で、賛否両論あるポイントでもあります。
一緒に強敵に挑むと、思い通りに動いてくれない相棒のHP管理しなくてはならないし、単独で行動してると1人分のアイテム枠しかないので、アイテムがまともに拾えません。
謎解き要素に深みが出るのは良かったですが、お互いのHPやアイテム管理の手間が面倒で個人的には合わなかったですね。
バイオハザード0のホラー度
本作は、『バイオハザード1』特有のゲーム性を継承しているので、エリア移動時のホラー演出はもちろん、固定カメラならではのびっくり要素は健在。
そして、本作の新システムによる恐怖感や、新クリーチャーにも注目です。
そこで、バイオハザード0のホラー度の評価を『4』にした理由を2つに分けて説明していきます。
安心感からの孤独感
本作は、2人で一緒に行動することも多いので、どこか安心感のようなものがあり、似たようなシステムである『バイオハザード1』よりは怖くない印象でした。
ただ、ストーリー上パートナーがいなくなることがあるので、急に1人になる孤独感を味わうと、人によっては「勘弁してくれよ~」と思うかもしれません。
お化け屋敷を2人で入って安心してたのに、急にパートナーがいなくなったらちょっと嫌ですよね…。例えるならこんな感じ。
新クリーチャーのトラウマ
本作のクリーチャーの中に、『人型ヒル』という見た目も動きも気持ち悪いのが存在します。
『人型ヒル』は特定の武器じゃないと倒しづらく、なかなか手ごわいのでできれば遭遇したくないクリーチャーの1つ。
至るところで急に出てくるので、特定の武器を所持していないときの絶望感は半端ないです。
『人型ヒル』のために特定の武器を所持していると、アイテム枠が圧迫するからストーリーの進行に支障が出る。でも持っていないと『人型ヒル』に襲われたときがヤバい。
このジレンマが、本作を楽しむポイントでもあると思います。
バイオハザード0のアクション性
本作は、『バイオハザード1』のようなゲーム性なので、そもそもアクション要素を期待するべきではないですね。
なぜなら、アクション性が高いということは、敵に対抗するための武器や戦闘システムが多くなりがちなところ、本作はそういったことがほとんどないからです。
そこで、バイオハザード0のアクション性の評価を『2.5』にした理由を2つに分けて説明していきます。
武器の数が圧倒的に少ない
そもそもアクション性を求めて作られていないのでしょうがないですが、アクション性が高い『バイオハザード4~6』の作品と比べると圧倒的に少ないです。
ゲームタイトル | 武器の数 |
---|---|
バイオハザード0 | 11個 |
バイオハザード4 | 19個 |
バイオハザード5 | 23個 |
バイオハザード6 | 22個 |
ちなみに、11個あるうちの3つはクリア後に解放される武器で、初見では8個しかありません。
その8つの中でも、ショットガンなどの強い武器はアイテム枠を2つ使うので、2つ以上の武器を所持するとすぐにバッグが圧迫します。
ゆえに、使わない武器は床に置いたまま放置することになり、実質5つくらいの武器で戦っていった事実が少し残念でした。
エイムもくそもない
エイムとは敵に照準を合わせることで、本作は銃を構えたら勝手に敵に照準が向く仕様となっています。
なので、基本的にエイム操作がいらず、狙いを定めるとしたら上下に動かすのみ。
固定カメラで視点が悪くても、銃を構えてキャラが動いたらその方向に敵がいる証拠なので、敵が見えていなくても倒せてしまいます。
レベッカが右を向いたので、そちら側から敵が襲ってくるのがわかります。
それくらい単純なアクション性ですが、勝手に照準を合わせてしまうがゆえに大変な思いをするボス戦もあったりと、アクション性に期待しない方がいいです。
バイオハザード0のボリューム
本編をクリアした時間は8時間ちょいでしたが、やり直したりもしているので、実際は10時間以上かかっています。
追加コンテンツや、やり込み要素もありますが、それほど多い印象ではなかったのが本音です。
そこで、バイオハザード0のボリュームの評価を『3.5』にした理由を2つに分けて説明していきます。
クリア後の要素がイマイチ
本編クリア後には、特典として『リーチハンター』と『ウェスカーモード』の2つが追加されます。
リーチハンターは、簡単にいうと、スコアに応じて武器や弾無限の解放がされる宝探しのミニゲーム。
ウェスカーモードは、チート級に強い特殊能力(高速移動&衝撃波)を持ったウェスカーと特殊コスチュームのレベッカで本編を進めていくモードとなっています。
どうしてもバイオハザード7のように追加コンテンツが8個あるものに比べると少なく感じ、ミニゲームを除いたら本編しかやることがないのが残念でした。
コスチュームが豊富で気分転換できる
本作は、レベッカとビリーのコスチュームが複数用意されており、基本的に本編しかやることがないですが、周回するときの気分転換にはうってつけだと思います。
レベッカは全9種、ビリーは全4種のコスチュームがある上に、その場ですぐに変更できるので、そのときの気分によって楽しめるのは良かったですね。
良かった点・悪かった点
色々と説明してきたところで、良かった点&悪かった点を整理しておきます。
- 原点を知る重要な話だから興味深い
- ウェスカーとバーキンの掛け合いが良き
- 急に1人になる恐怖感
- 新クリーチャーが恐怖を煽る
- コスチュームが豊富で気分転換できる
- アイテムBOXの廃止
- 癖のあるパートナーザッピングシステム
- 武器の数が圧倒的に少ない
- エイムもくそもない
- クリア後の要素がイマイチ
初期のバイオハザードは好きな方ですが、本作の最大の特徴である『パートナーザッピング』や『アイテムBOX廃止』といったゲーム性が結構ストレスに感じたので、少し残念でした。
とはいえ、全く面白くないかといったらそうではなく、バイオハザードのストーリーを楽しむなら、やるべき作品なのは間違いありません。
以上が良かった点&悪かった点のまとめになるので、ぜひ参考にしてみてください。
バイオハザード0をオススメしたい人
色々話してきましたが、個人的に思う『バイオハザード0』をオススメしたい人は、以下の通り。
- バイオハザード1,2をプレイ済み
- 初期のバイオハザードが好き
- 難易度の高いゲームがしたい
ある程度バイオハザードをやっていて、『バイオハザード0』をまだやっていなかった方には特にやってほしいですね。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
まとめになります。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | 3.5 |
ストーリー | 4.5 |
アクション性 | 2.5 |
ゲーム性 | 3 |
ボリューム | 3.5 |
ホラー度 | 4 |
- 原点を知る重要な話だから興味深い
- ウェスカーとバーキンの掛け合いが良き
- 急に1人になる恐怖感
- 新クリーチャーが恐怖を煽る
- コスチュームが豊富で気分転換できる
- アイテムBOXの廃止
- 癖のあるパートナーザッピングシステム
- 武器の数が圧倒的に少ない
- エイムもくそもない
- クリア後の要素がイマイチ
- バイオハザード1をプレイ済み
- 初期のバイオハザードが好き
- 難易度の高いゲームがしたい
他のバイオハザードシリーズの評価をまとめた記事もあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
これで『バイオハザード0』がどんなゲームで、どんな魅力があるのかが分かってもらえたと思います。
なかなか癖のあるゲームですが、楽しめた作品だったことには変わりはないので、皆さんにもぜひプレイしてもらいたいですね。
さぁ、あなたもバイオハザードの原点(ゼロ)を知るために、不気味な列車に乗り込んでみましょう。
きっと素敵な時間を過ごせると思います。
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では、また!